高宮潤子『幸せのしずく』　ダイアリー　2004年11月

　『２００４年１１月の日記』　

２００４年１１月２０日（土）『光の大通り公園』
２００４年１１月９日（火）『地球は生きている』
２００４年１１月２日（火）『美しき北海道』

２００４年１１月２０日（土）『光の大通り公園』

今、大通り公園は『さっぽろホワイトイルミネーション』と題して光りで彩られています。今日も多くの人が上を向いて、ニコニコ、うっとりしながら歩いていました。

冷たい空気とキラキラ光るイルミネーションはとても似合います。これから雪一色になる札幌の景色の中でひときわ美しい場所になると思います。詳しい情報は『とってもローカルニュース』で!!

１２月１４日まではミュンヘンクリスマス市 in Sapporoが開かれています。ガラス、木材、シルバーなどの美しいクリスマスグッズのお店がいっぱいです。

２００４年１１月９日（火）『地球は生きている』

最近、やっと北海道に引っ越してきた事を楽しめる余裕が出てきました。先週末は洞爺湖の温泉を目指しドライブしてきました。行くまでは温泉がメインだったのですが、その途中の峠道の紅葉や、果てしなく続く一本道、写真集で見るような広大な畑などなど、目を奪われる風景に圧倒されてきました。
そしてついに到着したカルデラ湖である洞爺湖はとてつもなく大きく、噴火のすさまじさを想像し、地球の力を改めて感じました。

　これで半分です！
そして次の日は小さい頃から名前だけは記憶していた有珠山を目指しました。なぜ九州に住んでいた私が北海道のこの噴火山を知っていたかというと１９７７年弟が生まれたその日に噴火した山だと母に聞いていたからでした。

噴火口までいくといまだ、白い噴煙が上がっていました。山肌はごつごつとして、孫悟空が生まれてきそうです。

山頂からは昭和新山が見え、この瞬間も地球はドクドクと脈を打って生きているのだという事を実感しました。

２００４年１１月２日（火）『美しき北海道』

週末、札幌市にある『モエレ沼公園』に行ってきました。夫からここに行ってみようと言われた時も、私自身はあまり情報もなく、公園ね、ここのところ心も環境も忙しかったし、のんびりお昼ご飯でも食べるかという気持ちでした。ところが、公園の駐車場についた瞬間、『！！？』、目が点とはこのこと、でっかい山がそびえたっているのです。

ジャ―ン！という感じ。
入口にはレンタルサイクルがあり、脚力に自信がないわたしはすぐにそれを借り、山がある公園って!?という疑問を抱きながら、自転車を走らせました。

公園内にからまつの森が出現し、まるで絵本の中に入りこんだような景色を目の前にお弁当を食べました。

そしてその日のクライマックス、巨大な人工山を前になぜか、ムクムクと闘志が沸き、頂上の人が豆粒のように見えるにも関わらず、小雨の中必死で登りました。街の中では、少しの階段も億劫に思えるのに、ここではとにかく上まで行きたい、しかも今日！という気持ちでした。

山の途中で降りかえると、赤、オレンジ、黄色、緑の木々、空の青、雲の白が胸に迫ってきました。わたしは今まで新緑の季節が好きでした。でも、この日、こんなに美しい色に染まっている世界をみて、秋の美しさをはじめて知った気がしました。そしてもうひとつ、北海道にいるという実感がうれしさとして感じられたはじめての日でもありました。